蛍光顕微鏡の使い方 (花香 博美)当研究室では、OLYMPUSのAX80Tという蛍光顕微鏡を使用している。
観察及び写真撮影の手順
1)メインスイッチを入れ適切な明るさにする。
2)適切なフィルタ(当教室はWU,NIBA,DA/FL,WIG)を入れる。
3)観察光路(接眼部光路またはTV部光路)、周回光路(ダイレクト光路、ZOOM光路、または写真光路)を設定する。
4)標本をセットする。
5)10倍の対物レンズを光路に入れ、明視野光路にする。
6)眼幅調整、視度調整、光軸調整を行う。
7)オートフォーカスまたはマニュアルでピントを合わせる。
8)目的に応じた検鏡法に設定する。(対物レンズ、ZOOM倍率の選択)
9)オートフォーカスまたはマニュアルでピントを合わせる。
10)観察する。
以上のように観察を行い、光学的調節を十分に行っておく。
次に35mmカメラによる撮影手順にうつる。
1)光路を選択する。観察光路はBI、周回光路はZOOM PHOTOを選択する。
2)カメラを選択する。(35Lまたは35R)
3)フィルムを装填する。(当研究室はFUJIFILMのPROVIA400を使用している。)
4)フィルムデータ(ISO感度およびフィルム特性値)の入力を行う。
5)フィルタを選択する。(カラーはLBD、モノクロはコントラストフィルタ)
6)フィルタがカラーの場合、AX80写真撮影用電圧スイッチを押す。
7)フレーミングを行う。
8)AX80オートフォーカスまたは焦準ハンドルでピントを合わせる。
9)撮影モードを選択する。
10)露出補正を選択する。(オート露出モードまたはマニアル露出モード)
11)露出がOVERまたはUNDERが表示されていないことを確認する。
12)マルチコントロールボックスのEXPOSEスイッチを押して写真を撮る。
13)フイルムが終わると自動巻き戻しされるのでフィルムを取り出す。