2006/5/31 - Berlin, Stockholm出張

二つの学会がoverlapしてしまい、残念だったが、ベルリンの "Non-mammalian Eicosanoids" 学会は一日目の基調講演(Mammalianの話だったが)を行い、早々にカロリンスカへ向かった。ベルリンでの夜の基調講演の前に、町を散歩した。ベルリンは1987年以来、もう10回近く来ているが、そのたびに町がある時は大きく(89年の壁崩壊と90年の東西ドイツ統一)、そしてそれ以降は確実に変化している様子にいつも驚かされている。時間が無かったが一カ所だけ見たいところがあった。街全体はもちろんFIFA World Cup一色だが(写真1)、ソニーセンターやクライスラーベンツの近代的な建物がならず新都心のPotsdamer Platz付近である。広大なビル建設の谷間に、ホロコーストの行われた広大な土地がある。2004年に来たときは、まだフェンスがあり、何を作るかを計画中との事だった。大きな石が、色々な大きさの石が、広大な土地に敷き詰められていた(写真2)。ここは鎮魂と再生の原点なのであろう。
ストックホルムではDDM (Days of Molecular Medicine)2006が開催された(写真3)。今年はchronic inflammationがテーマで約30名の招待講演者が、関節リウマチ、気管支喘息、潰瘍性大腸炎、多発硬化症、動脈硬化、乾癬などのテーマで実に内容の濃い講演をした。日本からは阪大の審良教授と私が招かれていた。多くの知見があったが、内容の概略はいずれ主催者の一つである「Nature Medicine」誌上で説明があるだろう。ハガパークの自然、カロリンスカ病院に咲き乱れる草花など、しばし心身ともリラックスした時を過ごした(写真3,4,5)。帰国前の最後の日曜日は一人でイタリアレストランにて乾杯(写真6)。

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街のデパートには各国のユニフォームが


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Potsdamer Platz近辺の誓いの場


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学会ポスター(MGH, カロリンスカ研究所とネーチュアメディシンの三者で主催)。世界中から約500名の参加があり、入りきれない聴衆は、いくつかのサテライト会場のテレビで講演と討論に参加した。


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緑が美しいHaga Parken、奥へ入ると静かである。


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寒桜のような綺麗な花が、カロリンスカ病院の庭に咲きそろっていた


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イタリアレストランがスウェーデンではお勧め