2008/10/16 - Jilly Evansと男女共同参画
旧友(旧敵)のEvans博士が教室を訪れた。前半のセミナーはFLAP Inhibitorの話し。彼女自身が発見したFLAP (five lipoxygenase activating protein, ロイコトリエンに必須なタンパクでホスホリパーゼA2と5ーリポキシゲナーゼをつなぐと考えられている)の結晶構造と阻害剤の研究。彼女はメルク社を辞め、自分でAmiraという会社を設立。わずか3年で良い阻害剤を開発した。喘息や種々のアレルギー性疾患への展開が期待される。第一部はこれで終わり。後半は東大医学部男女共同参画室との共催で「Saki, Women and Science」というテーマで、女性研究者の自立について熱い講演。主に女性研究者や大学院生が30名ほど参加した。私もビールを飲みながら後ろで聞いていたが、前半のセミナーより聞き応えのある内容だった(詳細はパワーポイント参照)。