Mar 17, 2003 キーストンシンポジウム活気ある討論
カリフォルニア州のLake Tahoeの近くにあるGranlibakkenというノルウェー語のリゾート地で脂質メディエーターに関するキーストンシンポジアが開催された。
3月11日から15日の深夜まで、約180名がそろい、非常に活発な議論が行われた。
今回のシンポジウムはメルクのJilly Evans、ペンシルバニア大のColin Funk、それと私の3名がオーガナイーザーを勤めた。Aventis Pharmaのサポートもあり、
招待講演者には1000−2000ドルの謝金を支 払うこともできた。興味のある内容が多く、詳細は別の報告集 (MS Word, 61kB) に示すが、中でも、microsomal PGE synthase KOマウスが
コラーゲン誘発関節炎モデルで症状が極めて軽度であること(ファイザーのDr. Audoly)、また、ヒトの皮膚に存在する二種類の
リポキシゲナーゼの変異がNCIE(congenital ichthyosiform erythroderma)という皮膚疾患と関わるという話しは非常に興味のある内容でした。
このように1年 おきに、主要なラボからの発表があり、そのラボがどのように研究を展開してきたかを見ることができることは素晴らしいチャンスです。
多くのattenderから今までの学会の中では飛び抜けて内容が良かったとの言葉をいただきましたが、これは単にオーガナイザーである私へのお世辞とは思えませんでした。
Photo1: Lake Tahoe
Photo2: 3名のオーガナイザー
Orgainzers (Colin Funk, Jilly Evans, and Takao Shimizu)
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