2001年3月19日 脊山教授退官、増田助教授転出の送別会

代謝生理化学の脊山洋右教授(60才)と微生物学の増田道明助教授(42才)の送別会が行われた。脊山教授は大学以来40年(!)を本郷で過ごしたことになる。医学部の生き字引的存在であるが、停年の申し合わせにより、この3月末で退官、4月からはお茶の水女子大教授就任となった。先生はMDには珍しく化学を中心とした生化学、栄養学、代謝学を研究し、その内容も非常にオリジナリティの高いものが多かった。また、新棟の14階に出来る鉄門講堂の生みの親でもある。増田助教授は米国から帰国後5年間、医学部で助教授を務めた。神経ウイルスの研究などで高い業績を挙げているが、同時に新棟の建築プランやネットワークの整備などに貢献した。優しく、フェアな精神の持ち主である。この4月からは獨協大学の教授に昇任である。お二人とも、コンピューターや機械に強いこと、医学部全体のために骨惜しみせず貢献されたこと、また、学生に人気があるところなどが共通している。

  細胞情報のメンバーと脊山教授

  

  分子生物の院生から花束を受ける増田助教授

  


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