2001年3月29日 送る言葉

今年も5人の博士課程院生が卒業した。彼らの血のにじむような努力、外国との競争や、それでいて何かユーモラスな4年間を振り返ると感慨深い思いがする。ある時は真剣に怒ったり、誉めたり、慰めたり、追加実験を何度も要求したり、一人一人との思いでは尽きない。毎年、新人ガイダンスで私が言う言葉は、「私はこの教室の唯一の住人、皆は旅人」 この教室のat homeな雰囲気を皆が好んでくれるのは嬉しいことだが、あまり長居しないように、別の場所で働くことの重要さを強調している。ちなみに、戸田さん(左前)は東大腎臓内科医員に、川澤さん(右前)はダラスの柳沢研へポストドクとして留学、花香くん(左後)は群馬大医学部生化学の助手に、金君はCRESTポストドクに、関根君(右後)は東大眼科医員とそれぞれ、新しい人生が始まる。卒業生がどの様に伸びていくのか、再会を楽しみにしている。

  


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